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2010年12月

2010年12月17日 (金)

本2010 9日目 ~ものものじま

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ものものじま
野村 宗弘
1巻まで

野村宗弘のやつをもう一冊
こっちは月刊スピリッツ連載です

まず1話1ページ目
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舞台はどっかの島
そしてここの島の人たちは親の仕事を代々受け継いで生活しているというなんともほのぼのとした冒頭ですが、この島がすごい
・東京の近くにあるらしい
・上京する人が多くて過疎化が心配らしい
・過疎化対策として島のテレビでは東京は怖いところであるということを幼児番組の時点で植えつける
・あと宇宙人が住んでたり魔王がいたり山賊という名のニートがいたり
とそんな島で小間使い屋の長男として生活している高校生を主人公にさまざまな職人さんの生活を描いた漫画です

また、この島の職人にはその職業に適した特殊能力がありまして、その日その日で違う職人の手伝いをしている小間使い屋には製品を見るとその製造過程がわかる「コマズアイ」があります

というわけで歯ブラシの製造工程を見てみます
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謎の粉を練って伸ばし、

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そうめんのように乾燥させた後、手ごろな長さに切る

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別の素材で柄の部分を作成し、

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それらを合体させて完成

そして、
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ツッコミどころ満載な歯ブラシ屋の能力


リアルな職人の日常漫画である鉄工所に対して、これは職人ファンタジー漫画(SF)でした
他にも肺活量のすごいストロー屋、己の体からでいい出汁が出るさしみラーメン屋など、なんかずれた職人が登場しますが、たわし屋のたわし作成過程はかるくトラウマです

本2010 8日目 ~とろける鉄工所

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とろける鉄工所
野村 宗弘
5巻まで

今回はイブニング連載中の漫画を
ジャンルとしては一応「日常系」ですが、「専門職で働く人の」日常系です
広島のどこかの地方にある鉄工所「のろ鉄工」を舞台に、そこで職人たちを描いています
もちろんエピソードも職人ならではのことが多く、
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鉄工所内には作業で舞った鉄粉が大量に肺に入ってきますよという話

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溶接の火花で背中が燃えても作業を進め、気がついたら冷静に転がって消火
服にあいた穴から不動明王の刺青がのぞくという微笑ましいエピソード

そのほかにも作業で使う機械工具の話や働く彼らを陰で支える嫁さんや娘さんの話とか

このごろまではボクも仕事柄職人さんと一緒に仕事してきたんで職業病にかかるところとかはあるあるエピソードですね
どの職種においても、職人さんは基本的に腰痛に悩まされるようです

ホームセンターでわくわくする大人におすすめの一品です

2010年12月14日 (火)

本2010 7日目 ~パチ漫

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パチ漫シリーズ
かわかずお
2巻まで

これも出オチ感の漂う逸品です
「パチ漫画」とは他の作者の作風をパクったというかオマージュというかパロディというかそんなやつで一般的によく知られているのは田中圭一の神罰がこの系統にあたるでしょう

ボクがそのパチ漫の存在を知ったのがこれ
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劉備と曹操が「天下」というキャバ嬢を手に入れるためにさまざまな策を使って奮闘する「キャバクラ三国志」
そのほかにも諸葛のホテトル講座「風俗三国志」もあります
掲載誌が裏BUBUKAというアレな雑誌だったので単行本にはなってないだろうと思ったらまとめられててびっくり

そのほかにも
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はだしのゲン風あしたのジョー

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アストロ球団パロ「カストロ球団」

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がもう風デスノート

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庵野の嫁風エヴァ


そのほかにも福本や赤塚、手塚といったパチ漫が収録されてるのですが、この本のすごいところはこの本の中に「かわかずお」という漫画家がいないという点です
その全てがパチ漫で構成され、それらのパチ技術はとにかくよくできてる
そのせいでかわかずお本人が元々どんな作風を書いているのかがまったくわからないというかなり特殊な本です

2010年12月13日 (月)

本2010 6日目 ~ドカコック

仕事もなくなったし年内完了を目指して再始動

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ドカコック
渡辺保裕
全1巻

今回は料理漫画
漫画ゴラクで単発掲載されていたやつで、その後1度だけヤンキンに読みきりやったのをあわせて少年画報社からコンビニ版で刊行されました
この作者、肩書きを自称「マイトガイ」と名乗ってまして、ゴラク掲載時には「ゴラクマイトガイ」だったのですが、今回は少年画報社なのでヤンキンマイトガイです

物語は伝説の流れドカと呼ばれる京橋建策がいろんな土地の作業現場に入り、トラブルを料理で解決する人情系料理漫画です
テンプレートとしては
現場でトラブル→料理開始→調理風景でドカの心を思い出す→あなたは伝説のドカコック!?→自分はただのドカですよ
全編こんな感じ

この漫画の特筆すべきはその調理シーン
作る料理はコロッケ丼や焼肉チャーハンなど普通の料理なんですが、その調理シーンの演出と勢いがすごい
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たまねぎをみじん切りにするリズムが・・・・
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工業重機「ランマー」のリズムに聞こえ、

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チャーハンをおたまで炒める作業は・・・・
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スコップに見える
そして人々が忘れたドカの心を取り戻して円満解決という

とにかくこの勢いだけでかっ飛ばす演出は見ものです

あと、この本にはゴラクで掲載された「極道運動会」も収録されています
全国のヤクザが競技場でまじめに棒倒しや騎馬戦をするトンデモ漫画でおすすめです

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